そして未来へ。
「心を受け継ぎ、未来を握る」
To the Next Century ”With Gratitude and Spirit”
創業からこれまでの90年間に感謝し、来る100周年、そして次の100年に向けて。
私たちは、初代から受け継いだ「誠心誠意」「一生懸命」「全力投球」の心で、
常に新しい時代への挑戦を続けてまいります。
技を磨き、心をつなぎ、世界中のお客様に「銀座久兵衛の寿司」を届け、
より多くの方に喜んでいただくことが私たちの使命です。
久兵衛の90年間は、お客様はじめ支えてくれる従業員、寿司を提供するために
関わっている幾多の取引先の方々という、本当に多くの皆様に支えられてまいりました。
心より感謝申し上げます。
伝統と革新を心で受け継ぎ、久兵衛はこれからも未来に向けて歩み続けます。
創業期
寿司は心で握る
The Beginning ”Sushi from the Heart”
昭和十年、銀座の一角に寿司屋「久兵衛」が誕生。
初代店主は、「寿司は職人の心で握るもの」という信念のもと、旬の味とまごころを大切にし、一貫一貫に想いを込めてお客様をもてなした。
昭和元年1926年~
今田壽治の修業期
初代店主の「今田壽治」は、銀座木挽町の名店「美寿志(みすじ) 」で寿司職人としての修業を始める。
昭和10年1935年~
初代店主・今田壽治が
“銀座久兵衛”を創業
昭和10年12月1日。初代店主が銀座8丁目に「久兵衛」を開業。
美寿志での修業時代の愛称である「久兵衛」が店名となった。
当時、日本は混乱の中にあり寿司どころの時代ではなかったが、実業家や著名人、政財界の方々からご贔屓いただき、ご自宅へ出張し寿司を握らせていただくという、新しい食体験の提供がはじまった。
発展期
銀座の味を、
世界の味へ
Bringing the Taste of Ginza to the World
戦後の復興とともに、日本は新たな時代へ。
久兵衛は、政財界や文化人、海外からの賓客をもてなし、“銀座の寿司”を世界に知らしめた。
職人の技と心を守りながらも、常に新しい挑戦を恐れず、伝統を進化させ磨き上げたことで、銀座御三家の一角を担う存在に成長。
昭和15年1940年代~
軍艦巻きを初考案
初代店主は、海苔で巻いたウニの「軍艦巻」を考案。
従来の寿司ネタでは扱いづらかった食材を美味しく提供できる方法は革新的で、現在では世間一般に広く浸透しています。
昭和25年1950年代~
北大路魯山人先生との出会い
陶芸家・食通である「北大路魯山人先生」との交流により、柑橘類をしぼり白身魚に使う等、寿司に新しい技法と創作性が生まれた。今でも魯山人先生の器を大切に受け継いでいます。
著名人と文化人の支持
ル・コルビジェの元で学んだ建築家「前川國男氏」に店舗設計を依頼。いち早く冷房を完備し、カウンターで食事をするお客様の満足度を高めた。当時より作家や政財界・文化人(志賀直哉氏・笠置シヅ子さんや歴代首相等)が数多く来店し、名門寿司店として名を馳せた。
昭和35年1960年代~
店舗拡大と知名度の向上
1964年の東京オリンピック 時に開業した“ホテルオークラ” “ホテルニューオータニ”へ出店。その後も京王プラザホテルや帝国ホテル大阪への出店も積極的に推進し、銀座久兵衛は国内外での知名度がより一層高まった。
改革期〜現代
伝統を受け継ぎ、
革新を生み出す
Nowadays “Tradition Meets Innovation”
伝統を守ることは、変わる勇気を持つこと。
二代目・三代目へと受け継がれた「心を握る」精神のもと、海外進出や新しい店舗展開など、久兵衛は常に挑戦を重ねた。
若い職人たちも先人の教えを胸に、新しい時代を切り拓いている。
昭和55年1980年代~
二代目店主・今田洋介による改革
1985年、二代目店主となった今田洋介が、いち早く昼夜のメニューを店頭に明示したり、着物女性によるサービスをはじめる等、伝統を守りつつ現代的なサービス・経営に進化させた。
平成2年1990年代~
現在の久兵衛本店が完成。
外観・内観だけでなく細部にお客様の満足と従業員の働きやすさを追求。“近代数寄屋造り”をコンセプトにした本店は“東京都建築士事務所協会東京建築賞 優秀賞”を受賞している。
平成12年2000年代~
国内外へ寿司文化を広める
積極的な海外イベントへの出店など、日本の寿司文化を幅広く発信 。2012年には、二代目店主・今田洋介が厚生労働省「現代の名工」に選定され、寿司文化振興の功績が認められた。
令和2年2020年代~
三代目店主・今田景久への継承
三代目店主の今田景久が久兵衛を継承。
目まぐるしく変化する時代のニーズに合わせて、サステナビリティへの対応や、新サービス導入など、伝統と革新の両立を目指しています。
そして、創業90周年を迎え、多店舗運営・伝統継承・若手職人の育成等を推進し、国内外の著名人に支持され続ける名店として歩みを続けています。